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ご存じですか?老後のインプラント治療の注意点とリスクについて

2024/01/11

八王子市 八王子みなみ野駅すぐの歯医者、はちじょう歯科医院の院長 佐藤です。

私は補綴学にて歯学博士を取得しています。

補綴とは「ほてつ」と読みますが、一般的にはあまり馴染みがない言葉かもしれません。

 

歯科治療では、歯を削った際や欠けた場合、それを補うためにかぶせもの・詰め物・入れ歯など、いずれかの方法で治療します。

これら人工物で補うことを補綴といいます。インプラントについても、上部構造と呼ばれる人工歯の部分も実は補綴物にあたります。

補綴治療はただ噛めるようにするだけではなく、かみ合わせについても非常に重要です。

当院では、かみ合わせについても行うべき工程を踏んで対応しております。

 

 

 

今回は、「老後のインプラント治療の注意点とリスク」についてお話をしていきます。

多くの高齢者は歯周病などで歯を失っています。

歯を失った際、代替として「入れ歯」「ブリッジ」「インプラント」の3つが主な選択肢となります。

ブリッジの適用範囲は狭く、歯医者は多くの場合、入れ歯やインプラントを推奨します。

入れ歯は保険適用となることが多いため、コストは低めです。

一方、インプラント治療は外科手術を伴うため、自費となることが多いです。

【参考情報】当院の料金表

 

 

しかし、インプラントの治療には、高齢者特有のいくつかのリスクが伴います。

 

歯の喪失の状況:

2016年の統計によれば、60歳以上の約80%の人が1本以上の永久歯を失っていることが示されています。

この数値は徐々に減少しているものの、高齢者層での歯の喪失は増加傾向にあります。

 

 

治療の費用と期間:

インプラント治療は、1本あたり30〜50万円の費用がかかることが一般的です。

さらに、骨とインプラントの結合を待つため、治療完了まで3〜6ヶ月の期間を要することがあります。

 

 

体力の問題:

インプラントは外科的な治療が必要ですが、大きな手術や長期の入院は基本的に不要です。

ただし、高齢者の場合、既存の持病や薬の影響で治療が難しくなることもあります。

 

 

顎の骨の量と質:

歯周病の進行により、顎の骨量が減少することがあります。

このため、骨が少ない、または骨の質が低下している方は、

インプラント治療が困難となることが考えられます。

 

 

高齢者の方がインプラント治療を考える際には、これらのリスクや注意点を十分に理解し、

治療を受ける前に専門医との相談を重ねることが大切です。

【参考情報】「入れ歯からインプラントへの変更はできるのか?その利点や欠点は?」さらに治療プロセスを簡単にお伝えします。

 

 

 

 

・高齢期にインプラント治療の必要性

インプラント治療の要件や制約はあるものの、高齢者の間で歯を失うケースが多く見られるため、

この層においてインプラントの必要性が高まります。高齢だからと言って治療が受けられないわけではありません。

健康状態と治療の適合性が重要で、全国的な症例では80歳を超えた方の治療も成功し例もあります。

 

近年の調査結果により、歯を持つことが高齢者の生活の質にとって重要であること、

そしてインプラント治療が健康寿命に寄与している可能性が示唆されています。

 

 

・咀嚼能力の保全

歯の喪失に伴い、咀嚼能力が落ちるリスクがあります。

特に奥歯は食べ物を適切に噛むのに重要ですが、この部分の歯は失われやすいです。

 

咀嚼能力の低下は、消化問題や栄養不足の原因となり、免疫力も低下します。

最新の研究では、良好な咀嚼が健康の多方面に利益をもたらすことが示されています。

 

 

 

 

・認知機能の維持

不十分な咀嚼能力が、認知症やアルツハイマー病のリスクを増大させる可能性があるとも報告されています。

認知症の増加を考慮すると、咀嚼能力の維持は認知機能の保護の観点からも注目されるべきです。

自然な歯を失っても、インプラントや入れ歯によって咀嚼機能を取り戻す意義は非常に大きいです。

 

日本での研究により、アルツハイマー病のリスクファクターとして、

生活習慣や教育レベル、歯の喪失などが確認されました。

これらのリスク要因の組み合わせが、アルツハイマー病の発症リスクを大幅に増加させることが分かりました。

歯の適切な配置は、自然な口元を保持し、若さを保つ手助けとなります。

入れ歯も選択肢の一つですが、最も自然な見た目を希望する方にとっては、インプラントが推奨されます。

 

 

 

・インプラント治療を考慮する際のキーポイント

 

料金や治療期間を明確に把握する。

既存の健康問題や疾患があれば、主治医との事前相談が必要。

定期的な受診や手術の可否を確認する。

CTやX線を使用し、顎骨の厚みや状態を確認する。

 

・インプラント治療の利点

歯が存在することにより、食事の際の咀嚼能力を維持し、健康状態の向上に寄与する。

しっかりと食べ物を噛むことで、消化機能が促進され、認知症へのリスクを低減させる。

入れ歯を使用する必要が減り、自然な歯の配置が若々しさをキープする一因となる。

 

治療の実施の是非は、専門の歯科医師との相談が不可欠です。

インプラント治療には一部のデメリットやリスクがあるかもしれませんが、

高齢者でも施術を受けることは十分可能であり、その利点は非常に顕著であると言えるでしょう。

 

はちじょう歯科医院では、患者一人一人に合わせた個別の治療を提供し、

経験豊富な医師が安全で安心できる治療環境を提供します。

また、患者の不安や質問に対する丁寧なカウンセリングも行っております。

インプラント治療を考慮している方は、何なりとインプラント無料相談も実施しております。お気軽にご相談ください。

【参考】当院のインプラント無料相談について

 

 

はちじょう歯科医院

歯科医師/歯学博士  佐藤 剛

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